写真3 · Cape Town, South Africa · 27 October 2018 Simon's Townのペンギン
水族館以外でペンギンを見たのは人生で初めてだった。何時間でも眺めていられそうだった…
Cape Point
写真4 · Cape Town, South Africa · November 2018 Cape Point
最初、地元の陸の人たちの間でなぜCape Pointの方がCape of Good Hopeよりも人気があるのか、私には理解できなかった。誰もが口を揃えてCape Pointに行くべきだと言うのだ。船乗りにとっては、Cape of Good Hopeの方が特別な意味を持つ。というのも、そこはケープ航路やクリッパー航路の吠える40度線に沿ったウェイポイントであり、Vendée Globeのようないくつかの外洋ヨットレースでいまなお辿られている航路だからだ。
しかしそのとき、Cape PointからならCape of Good Hopeをよりよく眺められるかもしれないと思い、まずそちらへ向かうことにした。そうしてよかった。Cape Point自体がとても美しかったからだ。1580年に世界一周をしたSir Francis Drakeは、Cape Pointを見て「世界で最も美しい岬」と呼んだ。きっと彼は晴天の日にここへ着いたのだろう…
Cape of Good Hope
写真5 · Cape Town, South Africa · November 2018 Cape of Good Hope
それから私たちはついに西へ、アフリカ大陸の最南西端であるCape of Good Hopeへと向かった。ここでインド洋と大西洋が出会うという言い伝えが根強く残っているが、それはちょっとした伝承にすぎない。俗説とは異なり、実際に両者が出会う場所は、もっと南にあるCape Aghulasという、ずっと地味な地点なのだ。ここの海は荒れていて、嵐が多いことで有名だ。だが幸運なことに、私たちの訪問には風のまったくない素晴らしい晴天の日を選ぶことができた。
Table Bayに初めて錨を下ろしたポルトガルの探検家Vasco de Gamaは、この一見穏やかな岬をCabo de Boa Esperanza、すなわちCape of Good Hopeと名付けた。だが北西の風や南東の突風が破壊的な波を解き放つと、もうひとつの名前が顔を出す。Cabo Tormentoso、つまり嵐の岬だ。それをCape of Stormsと初めて呼んだのはDiasだった。彼は1500年の遠征でこの岬を回ろうとした際、艦隊の半分とともに跡形もなく消えてしまった。